「ファンタスピーク」では、英語レベルや学習スタイルに合わせて作品を選べます。このページでは、作品の★ごとのレベルと、その中での選び方を紹介します。
英語学習を始めるときは、「少しやさしいかな?」と思うレベルからスタートするのがおすすめです。
内容がわかると楽しくなり、リスニング力や単語力も自然に伸びていきます。
もくじ
★レベルの目安
| レベル | 英語試験目安 | 作品の長さ | 特徴 |
|---|---|---|---|
|
★ 初級 |
英検4〜準2級 英語学習はひさしぶり |
~500語 | 短文・やさしい語彙中心。ショート作品で耳慣らしに最適。 |
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★★ 初中級 |
英検準2級~2級 TOEIC500前後 |
500〜1,500語 | やさしい語を中心に、文がやや長く読み応えが出る。 |
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★★★ 中級 |
英検2級 TOEIC600〜700 |
1,500〜2,500語 | 語彙・文構造が広がり、物語の起承転結を英語で把握。 |
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★★★★ 中上級 |
英検2級〜準1級 TOEIC750〜 |
2,000〜4,000語中心 | 長文・多彩な語彙表現。映画に近い臨場感で楽しめる。 |
★ 初級レベル
目安:英検4〜準2級程度/英語学習はひさしぶりの方におすすめ
語彙・文法がやさしく、1文も短め。英語を聞く・読むことにまだ慣れていない方でも無理なく理解できます。ショートストーリー中心で、1作品あたりの語数はおおよそ500語以内です。
★1(初級)作品早見表
左へ行くほど文の構造が複雑になります。
★1は「短く・やさしい文」でリズム良く読める導入レベルです。
◆ 英検4~3級レベル × シンプルな文
英検4級~3級レベルの語彙と、中学英語レベルの英文からできています。英語を読む感覚をつかむ最初のステップに最適。
- [ショート版]『アナと雪の女王』(エルサ)| Frozen: I am Elsa(187語)
- [ショート版]『アナと雪の女王』(アナ)| Frozen: I am Anna(210語)
- [ショート版]『バンビ』| Bambi(245語)
- 『プーの親切ゲーム』| Pooh’s Kindness Game(298語)
◆ 英検3級~準2級レベル × 標準的な文
英検3級~準2級程度の語彙レベル。文が少し長くなり、接続語や副詞も登場。
- 『ミッキーと豆の木』| Mickey and the Beanstalk(404語)
- 『ルーの木登り』| Don’t Be Roo-diculous(487語)
- 『ミッキー、プルートに出会う』| Mickey Meets Pluto(417語)
◆ 英検準2級レベル × 標準的な文
英検準2級程度の語彙レベル。説明が増え、文のつながりを意識できる作品群。
- 『お世話は誰が? お世話はプーが!』| Who Takes Care? Pooh Takes Care!(446語)
- 『ミッキーの王子と少年』| The Prince and the Pauper (447語)
- 『ミニーのしゃっくりの治し方』| Minnie’s Hiccup Trick(447語)
◆ 英検準2級レベル × やや複雑な文
英検準2級程度の語彙レベル。1文が長くなってくるので、文の構造を意識しながら意味を理解していく練習に最適。
- 『おっかなびっくりのお泊まり会』| Scaredy-Cat Sleepover(346語)
- 『ミニーのなくなったレシピ』| Minnie’s Missing Recipe(398語)
★★ 初中級レベル
目安:英検準2級~2級/TOEIC500前後/基礎を終えてステップアップしたい方
やさしい単語を中心にしつつ、1文がやや長くなり、物語としてのまとまりが出てきます。500〜1,500語前後で、通勤・通学時間にも取り組みやすい分量です。
★2(初中級)作品早見表
左へ行くほど文が長く構造が複雑になります。
◆ 英検準2級レベル × 標準的な文
英検準2級程度の語彙レベル。★1よりも全体のお話の長さも長くなっていきます。
- [ショート版]『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(サリー)| The Nightmare Before Christmas: I am Sally(472語)
- [ショート版]『美女と野獣』| Belle: The Brave Princess(771語)
◆ 英検準2級レベル × やや複雑な文
英検準2級程度の語彙レベル。1文が長くなってくるので、前から文の意味を取っていく練習に最適。
- [ショート版]『塔の上のラプンツェル』| Rapunzel: The Determined Princess(821語)
- [ショート版]『リトル・マーメイド』| Ariel: The Adventurous Princess(857語)
- 『くまのプーさん』| Winnie the Pooh(1,495語)
◆ 英検2級レベル × 標準的な文
英検2級程度の語彙レベル。語彙の幅が広がり、背景描写や文の接続が増える。
- 『アナと雪の女王 エルサのサプライズ』| Frozen Fever(1,144語)
- [ショート版]『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(ジャック)| The Nightmare Before Christmas: I am Jack Skellington(535語)
- 『魔法使いの弟子』| The Sorcerer’s Apprentice(974語)
◆ 英検2級レベル以上 × やや複雑な文
この作品が理解できれば、基礎は十分身についてきていると言えます。
- [ショート版]『シンデレラ』| Cinderella : The Courageous Princess(651語)
★★★ 中級レベル
目安:英検準2級~2級以上/TOEIC600〜700/ストーリーで実力を伸ばしたい方
文の長さ・語彙レベルともに広がり、内容もより本格的に。2,000語前後の作品が増え、物語の起承転結を英語でつかむ練習に最適です。人気のディズニー作品も多く、リスニング教材としても十分な分量です。
★3(中級)作品早見表
文のレベルはネイティブの中学後半〜高校初級相当。
物語全体を英語で理解する力を伸ばしたい方におすすめです。
◆ 英検2級レベル × 標準的な文
文は短めでテンポがよく、リスニングとの併用に最適。英検2級〜TOEIC600前後を目指す方にぴったりです。
- 『白雪姫』| Snow White and the Seven Dwarfs(1,929語)
- 『ピーターパン』| Peter Pan(2,456語)
- 『美女と野獣』| Beauty and the Beast(2,699語)
- 『トイ・ストーリー』| Toy Story(2,699語)
◆ 英検2級レベル × やや複雑な文
文が長くなり、描写や説明が豊かになる段階。物語を“英語で読む”感覚をつかめるレベルです。
- 『ふしぎの国のアリス』| Alice in Wonderland(2,418語)
- 『リロ&スティッチ』| Lilo & Stitch(2,568語)
- 『シンデレラ』| Cinderella(1,459語)
- 『眠れる森の美女』| Sleeping Beauty(1,625語)
- 『おしゃれキャット』| The Aristocats(1,627語)
- 『モンスターズ・インク』| Monsters, Inc.(2,081語)
- 『トイ・ストーリー2』| Toy Story 2(2,568語)
- 『ファインディング・ニモ』| Finding Nemo(2,568語)
- 『アラジン』| Aladdin(2,359語)
- 『アナと雪の女王』| Frozen(2,494語)
- 『プリンセスと魔法のキス』| The Princess and the Frog(2,600語)
◆ 英検2級以上レベル × やや複雑な文
語彙の難易度が上がり、自然な英語表現や文のリズムが多く登場。★3の仕上げ、★4への橋渡しに最適です。
- 『ムーラン』| Mulan(2,321語)
- 『ライオン・キング』| The Lion King(2,816語)
- 『リトル・マーメイド』| The Little Mermaid(1,769語)
- 『Mr.インクレディブル』| The Incredibles(2,889語)
★★★★ 中上級レベル
目安:英検2級〜準1級/TOEIC750〜/英語で物語を楽しみたい方
語彙・文法ともに高めで、3,000語を超える作品も多く、描写や感情表現が豊かです。読解力・リスニング力の両方を磨きたい方に適しています。
★4(中上級)作品早見表
このレベルを読破できれば、映画やドラマを字幕なしで楽しめる英語力が近づきます。
◆ スタートするならここから
ストーリー性が強く、比喩や会話表現が増える段階。物語を英語で理解する力を磨くのに最適です。
- 『アナと雪の女王2』| Frozen II(4,493語)
- 『インサイド・ヘッド』| Inside Out(3,315語)
- 『リメンバー・ミー』| Coco – Remember Me(3,357語)
◆ ステップアップにおすすめ
抽象的なテーマや感情描写が多くなり、文の流れを追う集中力が必要な段階です。
映画の世界観を深く理解したい人におすすめ。
- 『トイ・ストーリー3』| Toy Story 3(5,578語)
- 『レミーのおいしいレストラン』| Ratatouille(3,288語)
- 『塔の上のラプンツェル』| Tangled(3,082語)
◆ より力をつけるなら
セリフや心理描写が自然な英語で展開される、最上位のストーリー群。
上級学習者が「生きた英語」に触れるのに最適なレベルです。
- 『ズートピア』| Zootopia(2,555語)
- 『ベイマックス』| Big Hero 6(3,331語)
- 『モアナと伝説の海』| Moana(4,538語)
- 『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』| The Nightmare Before Christmas(1,912語)
指標について(読みやすさ・語彙)
作品のレベルは、文の読みやすさ(Flesch-Kincaid Grade)や語彙レベル(SVL 12000や各種検定試験)など、複数の指標をもとに算出しています。
(※英検はひとつの目安として提示しており、英検で使用する単語が使われているという意味ではありません。)
レベルを上げること以上にも、理解できて楽しめるレベルから始めることがいちばん大切です。1つの作品でも、日本語訳を見ないでリスニングをしたり、音読に挑戦したりすることで、負荷を変えることもできます。
レベルにとらわれすぎず、好きなキャラクターの物語から、あなたにぴったりの作品を見つけてください。